仕事ができる人の共通要素として「謙虚さ」が挙げられます。
ここでは、なぜ謙虚さが大切なのか?について分かり易く解説したいと思います。
謙虚と卑屈の違い
まずは、一見似ていると感じる謙虚と卑屈の違いについてご説明したいと思います。
謙虚の意味を辞書で調べると次のようにあります。大切な部分はアンダーラインを引いています。
控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。
引用:デジタル大辞泉
一方で、卑屈の意味を辞書で調べてみると次のようになります。
いじけて、必要以上に自分をいやしめること。また、そのさま。
引用:デジタル大辞泉
以上にある定義の差から分かるように、謙虚は相手を尊重しているのに対し、卑屈は自分を貶めています。似ているようで全く意味が異なりますね。
もちろん、仕事では適度な自己肯定感を持ちつつ、相手の意見を受け入れることが大切なので、謙虚さが重要ということになります。
では、謙虚な姿勢がもたらす具体的なメリットについて考えたいと思います。
謙虚な姿勢がもたらす効果
人からアドバイス・協力がもらえる
謙虚な人は、相手を尊重しているため周囲からのアドバイスや協力を得られます。これにより、仕事が円滑に進むのはもちろんのこと、自分の能力を高めることが出来ます。
逆の立場で考えてみると分かり易いですが、自分の意見に耳を傾ける人とそうでない人では、協力したいという気持ちに大きな違いがでますもんね。
人から信用される
謙虚な人は、必要以上に見栄を張ることを嫌います。そのため、発言に脚色がなく、信用されます。一方で、自分を良く見せようと背伸びをすると、行動・発言にギャップが生まれ信頼が低下します。
これも逆の立場で考えてみると分かり易いです。あなたは虚勢を張らず客観的な事実を述べる人と成果を強調し自分の失点を認めない人のどちらを信頼しますか?
当然、前者ですよね。前者は一見地味に見えますが、一定期間共に仕事をするとその実直さが認められ評価されるようになります。
学ぶ意思を持ち続けられる
謙虚な姿勢でいると、自分に足りないものを素直に受け入れられます。その結果として、学び続けることが出来るわけです。仕事が出来る人に謙虚な人が多いのはこのためです。
皆さんも成長し続けるためにも、謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。
逆に言えば、傲慢な性格の人は途中で成長が停止していることが多いので、助言もあまり参考にしない方が良いでしょう。
まとめ
仕事ができる人の共通要素として「謙虚さ」が挙げられます。
ここで言う「謙虚」と「卑屈」は異なります。謙虚は素直に相手の意見を受け入れるのに対して、卑屈は自分を貶めているからです。
先ほどもご紹介したように、謙虚さがもたらす効果としては、次のようなものが挙げられます。
- 人からアドバイス・協力がもらえる
- 人から信用される
- 学ぶ意思を持ち続けられる
以上の効果によって、自分の能力を高めつつ、他者の協力を得ることができます。それにより、自然と仕事ができるようになるわけですね。
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